ドライタイプ

去勢後にはドッグフードに変化を

生後6ヶ月以上たてば生殖器もほどほどの大きさに成長しますので去勢手術をしてもらえるようになります。
去勢手術はぜひ受けてください。
これはやたら子犬が増えて飼い主の負担が重くなるのを予防するという人間の都合もありますが、愛犬を性欲によるストレスから解放してあげる事にもなり、結果的に長寿になるためです。

また繁殖期を迎えると多くの動物が本能を呼び起こされて凶暴になりやすくなるという事もあります。
去勢手術は愛犬の精神安定にもなりますし幼犬期の性質をそのまま維持することができるようになります
ただし生殖器を除去したことでホルモンバランスを崩してしまう可能性もあります。
人間もホルモンバランスを崩すことでうつに陥る人が多いように、愛犬も少しの間だけ体調不良になる可能性があります。
この時期のドッグフード量に注意する必要があります。

通常は性欲がなくなった分だけ食欲に欲求が集中しやすくなりますので、肥満になりやすくなります。
かといって飼い主の方が神経質になりすぎて愛犬に必要なカロリーまで削ってしまうようでは逆効果です。
愛犬の様子をいつも以上に注意深く観察しながら体重が増えてくるようなら、少しドッグフードを減らしてみるという事はあってもいいのですが、特にそういった変化がないならいつものドッグフードの量をあげてもかまいません。
食欲が落ちてくるので好みが変わったもしくは体質がかわったと早合点しない方が無難です。

どうしても判断に困るようならドクターに相談してみるのもおすすめです。
犬種によっても性質は違ってくるので多少の予備知識をもって対応する事もあっていいでしょう。
いずれにせよライフスタイルにそった食生活をあまり大きく変えない方が、愛犬に余計なストレスを与えなくてすみます
減量時の去勢用のドッグフードというのも市販されています。
あまりに体調変化が著しいようなら、ドクターと相談しながらこうした去勢・避妊用ドッグフードを少しの間あげてみるのも良いでしょう。