ドライタイプ

高齢犬向けのドッグフードはある?

中型犬やネコは2歳過ぎた頃から、人間に置き換えると4歳ずつ加齢していくと言われています。
大型犬になると加齢速度はさらに伸びます。
生まれて1年未満の幼犬は人間で言えば0歳ですが1年で一気に15歳まで進みます。
従来犬の寿命は15年と言われていましたが、近年は20年近く生きている長寿犬も増えてきました。

ごはん事情が人間同様良質になった事や、ケアの仕方なども様々な工夫がなされるようになった事などが影響していると思われます。
とはいえ人間でも高齢になれば体各所に不具合を生じるようになります。
手足が震える・目が見えにくくなる・体力が低下してくるなど、若い世代と比較しても機能の衰えを日々感じながら生活しておられる方が多いのではないでしょうか。
愛犬も同じ事が言えます。

少しずつドッグフードへの食いつきが落ちてきますし、ちょっとした事で嘔吐しやすくもなります
人間のようにしゃべれない分だけ飼い主の細かい配慮が必要になります。
犬のライフスタイルを年齢別に分けるとおおよそ4つになります。
生まれてから1年満たない場合は幼犬といい人間の0歳に相当します。

7歳未満までを成犬といい人間の15歳から40歳くらいに相当しますから、もっとも元気が良くて活発に動き回る時期です。
10歳までをシニア犬といい人間の60歳未満までの期間に相当しますから、“まだまだ油が乗っている“と表現してもいいかもしれませんね。
11歳以上はハイシニア犬と呼ばれ人間で言えば老齢期に突入した事になり、長寿を全うしてもらうためにも注意しておきたい事が増えてきます。
ドッグフードにはライフステージにそった栄養と食べやすさを加味した成分が配合されていますので、ぜひ老齢犬用ドッグフードを与えたいですね。
中型犬と大型犬とでもケアの仕方が変わってきますので、愛犬のタイプに応じてドッグフードを選別できる事が理想です。
ドッグフード製品袋にもアドバイスが丁寧に書いてあるものも多いので、そうした説明も参考になります。
高齢犬になってくると歯がボロボロになってなくなってきたり、あごの力も弱くなってきます。
そのため、トライタイプをそのままあげても食いつきが悪くなることもあります。
そんなときにはドッグフードを少しふやかす方法をとってみてください。
水分を含むことで柔らかくなり老犬でも食べやすくなります。
あごの力をこれ以上弱らせたくない方は、水分量を調節して歯ごたえも残しておくと良いでしょう。