ドッグフードには安全基準はある?
日本食は大変ヘルシーで栄養バランスにも優れているお料理が多いという事で、海外では高い評価を受けている事はご存じでしょうか。和食ファンという人たちが世界中にいる事に加えて、日本料理店というのも世界各国で増え続けています。
特に成人病が年少児にまで蔓延しているアメリカでは、好意的に受け入れられています。
日本人としてはとても感謝な事です。
国内でも食の安全への意識は高まっているため、厳格な安全基準で様々な食材が店頭に並んでいます。
ではドッグフードを含むペットフード全体ではどうかという話になりますが、“動物愛護管理法”または“ペットフード安全法“という法律ができていて、そこでドッグフードを含むペットフードの安全基準が明確に設定されています。
特に注目したいのは”ペットフード安全法”という規定です。
正確にいうと”愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律“といいます。
平成20年8月に制定され、次年度の6月から施行されています。
これが制定される以前はペットフード取引協議会により自主規制という形でドッグフードなどのペットフードも安全を図られていたので、きちんと国が法律として安全基準を設定したのは大いなる進歩と呼べるのではないでしょうか。
ただし業者によっては、いくらでも抜け道があるので完全とは言い切れないものである事は否めません。
たとえば問題点としてあげられる点の1つは”表示基準”という部位での表記ですが、業者がドッグフードを含むペットフード製品を販売する場合に、表記しなければならない項目がいくつかあります。
その1つ“原材料名”は原則的に表記するべき物というように書かれていますので、徹底した物ではないことは明らかです。
原産国名表記部分でも受け取り方1つでどうにでもできるような内容であるなど、いくつかの問題点が指摘されています。
こうした問題が今後議論される事で、さらに厳密な法律として練り上げられていく事を期待したいですね。